kosuke shimada
NO COMMENT
今日はまた、数日前に戻って、イタリアの話。
ミラノのアルマーニビルに入るアルマーニカフェ。ここは2002年に初めて訪れて、その時サンドイッチを頼んだのだが、サンドイッチがこんなに芸術的に作れるのかと感心した。それからも行きたいと思っていたけれど、長い間改装で閉まっていた。リニューアルしたカフェへはこの4月にようやく行く事ができた。
ややカジュアルになった感じだけれど、定番のインサラータミスタ(ミックスサラダ)の野菜のバリエーションとか、彩りとか、パンの形や種類もおもしろい。いろいろ細かなプレゼンテーションはそのままで、やっぱりいい。
少し、敷居が高く感じてしまうけれど、入ってしまえば、実は価格も高くない。観光客相手のオープンカフェの方がよっぽど高い。
しかし、アルマーニはすごいと思う、彼がデザイナーとして独立をしたのは40歳を過ぎてからのこと。それまでは、バイヤーやメーカーのデザイナーをしていた。それが、70歳を過ぎた今になって、ファッションにとどまらず、ライフスタイル全体をアルマーニが提案するという意気込みがある。それも、世界中でだ。ミラノのアルマーニビルの一階はデジタルガジェットやヘッドフォンもアルマーニセレクトで置かれている。
アルマーニのドキュメンタリー映画を2004年に見た。その中では何もかもを彼一人が決めていた記憶がある。アルマーニというブランドはどれだけ数が多く、大きくなっても、彼自身の美学なのだろう。
これだけ大きくなって、ブランド力はちゃんと保たれているのかとも思うが、アルマーニビルに入り、アルマーニを着込んでいる店員さんの姿を見ると、男性服でエレガンスという言葉がぴったりくるのはアルマーニだけだと思う。唯一無二のブランドにした彼の始まりが今でもブレていないことがわかる。
モンテナポレオーネ、デザインウィークでオライトによるインスタレーションがされていた、シトロエンのエンブレムのオブジェが浮かぶ
kosuke shimada / 嶋田耕介
Leave a comment