蓼科スタジオの話 1

こんにちは、

蓼科は寒くなってしまい、ストーブを焚いています。

ここは標高が1700mの山奥。ここまでくると生えている木も背が高くなり、来る度に、鹿やウサギ、フクロウ、キツツキなどの動物を見る。気温は東京よりだいたい15度低い。なので冬は−20度くらいまで下がる。

2009年の始めに思い立って、それから半年ほど、徹底的に探して見つけたのが今の場所。はじめは、半年くらいは山の家作りに専念しようと思っていた。ありがたくも仕事の話を頂くようになり、途中、昨年の4月からは手を付けていない。これまで水回りの工事と電気工事以外は全部自分たちでやってきた。どれくらいやったかというと。厚い断熱材をいれるために一度壁をはがすところからはじめた。

ここに資材を搬入してくれる業者の方は、4トントラックでここまできて、まさか現場に僕一人とは思っていないし、ましてや自分で工事しているとは思わないので、みんな驚いて、色々聞いて帰って行った。

ここに来ると夜の闇が深い、真っ暗だ。新月のころは目を開けても閉じても変わらない、はじめは一人で夜中にくることが多かった。心細い思いをしながら来ていたけれど、徐々にそれにも慣れてきて、静かで真っ暗な夜は今は心地よくなっている。友人が遊びにくると、この暗さはちょっと怖いみたいで外には一歩も出ようとしない。

今回は、また明日から東京です。また書きます。

 

 

kosuke shimada / 嶋田耕介

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