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kosuke shimada | 2011/08/31 | no comments
音楽の話のつづきです。
僕がジャズを聴くようになったきっかけは、グレングールドだった。僕の中でバッハを弾くグレングールドはジャズだ。
どういう訳か子供のころは朝から晩までクラシックばかり聴いている父がいて、クラシックを聴くには苦労をしない家だった。だけど、なかなか好きになれなかった。そんなことは知ってか知らずか月に一度何かしらのコンサートに連れていってくれていた。バイオリンだって、サイズが1/2から3/4になるまで習っていた事さえある。
そんな中で、グレングールドのピアノはクラシックとは異質で好きになった。ヘッドフォンでボリュームを上げて、彼独特のうなり声を一緒に聴いていた。その後、僕の好きなエッセンスみたいなものがジャズだということが分かった。
マイルスデイビスは、ジャズと言うよりはロックに近い。ブラッドメルドーは色々入っていて例える事が難しいけれど、カートコバーンの様にも聞こえる。彼のライブに初めて行ったのは2000年のブルーノートだったと思う。その頃はトリオで一応ジャズのフォーマットでジャズらしく演奏もしていた。それでも途中からは、電子音の様なジャズではない何か新しい違和感があった。
クインシージョーンズはジャズ(ビッグバンド)の出身で、ポップミュージックというジャンルを作り出した。マイケルジャクソンを見いだしたのも彼だ。
大きな目で見ると音楽はこうしてジャンルに収まり切らない人たちによって牽引されているのだと思う。バッハだって演奏会では即興を随分していたと言うから、録音技術があれば、クラシックの時代でも色々なジャンルが生まれていたのかもしれない。
kosuke shimada / 嶋田耕介